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コールセンターシステム コラム > コールセンターシステムについて > コールセンターにおけるリストクリーニングと自動振り分け機能の活用

コールセンターにおけるリストクリーニングと自動振り分け機能の活用

リストクリーニング機能により、コールセンターシステムが“業務時間外”に未使用電話番号の検出を行います。

リストクリーニング機能は、コールセンターシステムがスケジュールに従い自動発信を行ない、使用/未使用を信号によって検知する機能です。この機能により現在使用されている電話番号を検知し電話番号リストをシステムが作成します。例えば市外局番、市内局番を指定して下4ケタすべての番号に自動発信をして使用されている番号を検出する、といった利用法があります。

この機能により、アポインターは「現アナ」のアナウンスを聞く時間を短縮でき、効率よくアウトバウンドを実施できます。しかし、リストクリーニング機能でも検出できない未使用電話番号も存在します。電話番号は降り出しされているが、電気通信事業者が取得している電話番号などは「電話番号は存在しているが使用者がいない」状態であるためいわゆる「現アナ」とは違った、電話番号を取得している電気通信事業者のアナウンスが流れる事があります。

リストクリーニング機能は発信後の信号を受け取り、未使用番号の検出を行うため電気通信事業者が取得している番号に発信をした場合、未使用番号の信号とは別の信号がシステムへ届きます。

電話番号自体は電気通信事業者に振り出され、電気通信事業者が使用している番号であるため厳密には未使用電話番号ではないとみなされます。よって、未使用電話番号ではないが、使用している人がいない電話番号となります。こういった番号に、アポインターが発信を行なうと「現アナ」とは違うアナウンスが流れるまたは、電話呼び出し中のいずれかとなります。

アポインターがアウトバウンドシステムを使って発信をしている場合は、電話呼び出ししたが不在(応答しなかった)のステータスをシステムが自動で割り振るため、アナウンスを聞くことなく、応答を待たされつづけるという状態になります。もし、アウトバウンドシステムを利用せずに発信を行なった場合、リストクリーニング機能を使用して作成したリストであっても、アポインターはアナウンスが流れる電話番号へ発信をすることになります。

効率よく架電を行う上でリストクリーニング機能は有効ですが、アポインターによる発信が主体となるアウトバウンドではリストクリーニングに加えて、コールセンターシステムによる自動振り分けが必須となります。

リストクリーニング機能と自動振り分け機能の二つを有効活用することで、より架電効率を高める事が可能となります。

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